「外部相談窓口支援」を開始しました ― 心の不調・働きづらさを“会社と専門家”で支える新しい仕組み ―

こんにちは!会社と働く人をつなぐ専門家、社会保険労務士の田村由理です。

おかみさわ社会保険労務士事務所では、
保健師 × 産業カウンセラー × 社労士 の専門性を組み合わせた
《外部相談窓口支援》 のサポートを開始しました。

働く人の心の不調、体調の波、復職に関する不安。
こうした相談は年々増えており、企業の人事労務部門だけでは対応しきれないケースが確実に増えています。

そして、これは社労士だけでも、産業保健の専門家だけでも支えきれない領域です。

だからこそ、私たちは連携支援 という選択をしました。


■ なぜ、外部相談窓口が必要なのか?

現場での労務相談を通じて、私は実感しています。

  • メンタル不調の初期サインは、本人が一番気づけない

  • 管理者・人事担当者は「どう対応すべきか」で悩んでいる

  • 従業員本人は、相談したい気持ちがあっても一歩が踏み出せない

つまり職場では、
“相談したいのに相談できない”
というミスマッチが、静かに、しかし確実に起きています。

このギャップを埋めるために必要なのが、
外部の専門家が「第三者」として入る仕組み です。


■ 私たちの外部相談窓口は、ここが違います

おかみさわ社会保険労務士事務所の外部相談窓口は、単なる「相談窓口の設置」ではありません。

① 産業保健の専門家(保健師×産業カウンセラー)と連携

医療知識・心理的支援・産業保健の視点から、
従業員の心身の状態を適切に評価し、必要に応じて医療機関とも連携します。

② 社労士が“労務的・法的リスク”を伴走

・就業制限
・配置転換
・安全配慮
・復職可否判断のプロセス
・人事労務担当者の判断サポート

社労士ならではの視点で会社を支えます。

③ 人事担当者・管理者への“ホットライン”も提供

実際の現場では、従業員本人より先に
「人事・管理者が困っている」 ケースが多くあります。

そこで私たちは、従業員向けだけでなく
管理職・人事向けの相談窓口(ホットライン) も整備し、
“会社側も安心して対応できる体制” をつくっていきます。


■ 導入前には「安心をつくる導入セミナー」を実施

今回、制度を導入した企業では
保健師 × 産業カウンセラーの宇治 裕美子さんが講師となり、
外部相談窓口の導入セミナーを行いました。

・どんな専門家が関わるのか
・どんな悩みを相談できるのか
・相談の流れはどうなるのか

従業員の方が安心して利用できるよう、
“知る → 気づく → 体感する” の流れで丁寧にお伝えしました。

導入セミナーは、ただの説明会ではありません。
「安心して相談していいんだよ」というメッセージを会社が届ける時間です。

これこそが、支援体制づくりの第一歩になります。


■ 外部相談窓口の目的は“誰も取り残さない職場づくり”

私たちの外部相談窓口支援は、
従業員の悩みを受け止めるための仕組みではなく、

“心の不調や働きづらさで、誰一人取り残さない職場” を企業とともにつくること

を目的としています。

  • 本人の悩みを早期に拾い

  • 管理者の対応を支え

  • 会社の方針決定をサポートし

  • 必要に応じて医療機関につなぎ

  • そして職場復帰・職場定着まで伴走する

これが、私たちがめざす支援です。


■ 最後に

働く人の「心と体の元気」は、企業の大切な資産です。
そしてその土台は、
専門家どうしが手を組むことで、もっと強くできる。

そう確信しています。

これからも、おかみさわ社会保険労務士事務所では
社労士 × 産業保健専門家の連携により、
企業と働く人の“両方の安心” を支える仕組みづくりを進めてまいります。

ご関心のある企業さまは、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの会社の「安心の仕組み」づくりを、全力でお手伝いします。

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