就業規則の作成や改訂のご相談を受けて思うことがあります。
就業規則に求めるニーズの変化です。
少し前までは、会社を守るために細かなルールを作っておきたいというニーズが多く、「リスク回避型」の就業規則を求める経営者の方が多くいらしゃいました。
しかし、最近は、組織の在り方を明確にして、その体現のためのルールを求める「パートナーシップ構築型」のニーズが増えてきているように感じます。
「どんな会社にしたいのか」
ここをしっかり話し合いたいという声が増えてきています。
もちろん中には、最低限のワークルールの定めがあればいいよ。
問題社員の行動に備えて、リスク回避を重視したい。
というご要望もあります。
この点もゼロにはできない、大事なことだと思います。
しかし、若い経営者のみなさまは「会社としての使命」「会社の強み」をとても大事にされており、従来の「リスク回避」という言葉はほとんど響かないように感じられます。
このようなニーズの変化を社労士として、しっかりキャッチアップしていきたいと感じる今日この頃です。
単に就業規則を作る。
という役割から、働き方やこれから先の未来の在り方を企業様と一緒に考える。
ときには、従業員の方も巻き込んで、対話を促し引き出してまとめる。
コーチングコーチのような役割が求められてきていると感じます。
対話を促すというアプローチは、ファシリテーション力が高い方であれば、どなたでもできることだと思いますが、目的や法律からずれない話し合いの場をセッティングできるのは社労士だけではないでしょうか?
「何が私たちの会社らしさなのか?」
「変えてはいけないところは何か?」
このような視点で会社の強みを一緒に見つけませんか?
社労士は、「お互いが豊かになるためのルール作り」のお手伝いができます。
会社と従業員がパートナーシップを構築していけるようなルール作りをしたい企業様からのご用命をお待ちしております。
安心・安全な職場環境を一緒に作っていきましょう(^^)/
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『就業規則を作成する理由は何ですか?』