育児・介護休業法改正セミナー登壇報告|男性育休の取得状況から見えた変化

こんにちは!会社と働く人をつなぐ専門家、社会保険労務士の田村由理です。
久しぶりのブログ更新になります😊

みなさんの職場では、男性の育児休業の取得状況はいかがでしょうか?
この質問を、先日の労務管理講習会で会場の皆さんに投げかけてみたところ
2月のときとは明らかに違う“手の数”が返ってきました。

今日は、その登壇の様子と、実際の現場で感じた変化をお伝えします。

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先日、青森県中小企業団体中央会様 主催の務管理講習会にて、講師を務めさせていただきました。
テーマは「2025年10月改正に向けた育児・介護休業法の実務対応ポイント」。

制度の背景や実務対応に加えて、会場のみなさんに「男性育児休業の取得状況」をお尋ねしました。
実はこの質問、今年2月の同テーマ講習会でも投げかけたのですが、そのときは約1/3程度の手が挙がる状況。
今回あらためて伺ったところ、半数以上の企業で「取得した男性がいる」との回答がありました。
わずか数か月で、制度が現実のものになりつつあることを、改めて実感しました。

受講者の振り返りシートには、次のような声が寄せられました。

・「予想以上に多い現状に驚き。当社でもサポート体制を整えたい」

・「自分も産後パパ育休の経験者。より身近な制度だと感じた」

・「これまで制度に振り回されていたので、“活かす”視点に変えることが大事だと思った」

まさに今回お伝えしたかった「制度をこなすから活かすへ」というメッセージを受け止めていただけて、私自身とても嬉しかったです。

さらに管理職の方からはこんな温かい言葉もいただきました。
「子育てしながら働くことは大変ですが、共に頑張りましょう!家庭も仕事も幸せに!」
会場全体で一体感が生まれ、私自身も大きなやりがいを感じました。

そして、余談ですが…

登壇日の明け方、ちょっとした“事件”がありました。
子どもに添い寝していたとき、突然の足蹴り!回避しようと横向きに体をひねった瞬間――ぎっくり背中をやってしまったのです…。

夫は出張で不在。7歳の息子に手を借りてなんとか起き上がり、湿布4枚を貼っての登壇となりました。
自己紹介でこのエピソードを話すと、参加者の皆さまから「お大事にしてくださいね」と温かい言葉をいただき、本当に励まされました。
(おかげさまで今はすっかり回復しています!)

子育てと仕事の両立には、思わぬ出来事もつきもの。
でも、そんな日常も含めて「働く」をどう支えていくかを考えることが、私の社労士としての原動力になっています。

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主催いただいた青森県中小企業団体中央会の皆さま、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
これからも「受講してよかった!」「ここから始めてみよう!」と思っていただけるような講座をお届けできるよう努めてまいります。

 

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